はっきり言わないと、伝わらない。

日本の小学校、そろそろ夏休みに入る頃でしょうか。

アメリカの小学校の夏休みは長く、娘の学校は半分くらい終わったところです。


今日は、英語の先生のお宅にうかがういました。

新学期から始まる学校生活を、少しでも楽に送れるように、勉強中です

 


先生が今日、何度も娘に言われたことは、


「わからないのにYesって言わないでね。

 わからないことは、Noって教えて。

 そうしないと、あなたが何がわからないのか、私にはわからない。

 あなたと私は友達なの。

 だから何を言っても大丈夫。」


娘は「Ok!」とうなずきます。


でもね、アメリカに来て3ヶ月の娘に、英語だけのレッスンはなかなか大変!

英語の単語の意味を、英語で説明されても、なかなかピンと来ない。


英和辞典を引けばすぐにわかるのに、

英英辞典を引いてもわからない・・・という感じ。


だから、「わかった?」と聞かれて、「No」という回数がとても多い。


先生は何度も何度も、ていねいに教えてくださいます。

でも、よくわからない。


こんなことを繰り返していると、「No」って言えなくなっちゃうんですね。

でも、言わないといけない。。。


見ていてハラハラしちゃいました。

娘、泣いてないよね?

私だったら、つらくて泣いてしまいそう。

 

でも、大丈夫。

どうにかレッスンを終えました。


 

日本人は相手の気持ちを感じ取るのが上手ですね。

わからなそうにしていたら、「わかんないんだな、だったら他のやり方で。」と

教える側が相手に合わせていきます。


でも、ここアメリカでは、そうはいかない。

こちらの気持ちを感じ取ってはくれません。


相手が言っていることがすべて。

だから、相手の言葉を待っています。

はっきり言わないと伝わらないのです。


これは文化の違いですよね。

どちらが良くて、どちらが悪いという話ではないのです。


「自分の気持ちは、言葉を使って相手に伝える。」


実はこれって、ものすごくシンプルな考え方。

相手の言っていることがすべて、ということ。

相手の気持ちを間違って感じ取ることが少ない。

だから、トラブルも少ないんだと思います。


日本人はこの辺、苦手な人が多いですね~。

今、企業研修などで言われている「コミュニケーション力不足」って、

ここが関係していますよね。

 

横で見ていて、私がとても勉強になります。。。