私の根っこ

昨日のイライラの根っこは、私の小さいときの体験です。


父は職人で、時間に厳しい人でした。

お茶は10時と3時。
お昼ご飯は12時。
夜ご飯は7時。

 

とても真面目で、勤勉な父です。
そこからずれると、とても気分を害します。

 

母はいつも、時間に間に合うように、家の中を切り盛りしていました。
私と弟は、「早くしなさい!お父さんが帰ってくるから!」と言われ、
きびきび行動させられていたのを覚えています。

その時はなんとも思わず、
「早くしなくっちゃ!」ってやってました。


大人になった今、これが私の『根っこ』の一つとなっています。


夫がご飯の前にテーブルの周りに立つと、
「早くしなくちゃいけない!」と本能的に思います。
そうすると、早くできない自分を、自分で責めるのです。

 

夫はご飯が少しくらい遅くなったって、何にも言う人ではありません。
だまって待っていてくれる人です。

 

それなのに、私は一人でイライラしてしまうのです。
言葉が、つい、きつくなります。
そして、一人で機嫌が悪くなってしまいます。。。


自分の根っこを知るまでは、イライラしている自分がイヤでした。
そんな自分を、夫に見せるのもイヤでした。
でも、仕方ないのです。


この根っこを知ってからは、自分で感情をコントロールできるようになってきました。
イライラの原因がわかったので、誰も責めずにいられます。
これはかなり気分が楽です。

 


自分を苦しめている原因は自分だった、ということがよくあります。
と書くと、「自分が悪いのを見つめるのはいやです」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

 

でも、その原因を知ることは、自分を責めることではありませんよ。
自分を解放し、楽にしていくことなんです。


もうくよくよ悩まない! 柏木京子のコーチング