料理と良いお母さんの関係

お料理コーチングでは、家で作る料理についてお話を伺っています。

 

話題は料理のことなのですが、そこにいろいろな思いが絡んでいます。

とくに多いのは、家族との関わり方。

 

ご主人との関係、お子さんとの関係、

同居してらっしゃるご両親との関係。

 

さらには、自分のお母さんとの関係も、深いところで関わってらっしゃる方がとても多いです。

 

今日はその、お母さんとのかかわりについて書きますね。

 

 

自分が小さい頃、お母さんは何をしてくれたか。

これは強烈な印象として、私たちは覚えているのです。

 

「お母さんはいつも手作りの料理を、何品も食卓に並べていた。

 どれもおいしかった!」

 

この記憶が、良い方向に影響している方と、

自分を苦しめる方向に影響している方がいます。

 

親は私達にとってお手本的な存在ですよね。

 

家の外、社会とのかかわりについては、お父さんに学ぶ。

家の中のことについては、お母さんに学ぶ、と言われています。

 

お母さんが料理上手だった。

 

これを、だから私も料理が好き!

お母さんみたいに料理を作ろう、と思う方。

 

一方、私も料理が好きじゃなくちゃいけないはずなのに、好きじゃない。

料理が好きじゃないお母さんは、ダメなお母さんなんだ。

 

こう捉える人もいます。

 

受け取り方はさまざま。

どちらの方もいらっしゃいます。

 

自分の人生にどう影響してくるかは、自分次第なのです。

 

お母さんと自分は違う人間。

だから、自分なりのやり方で料理を作ろう。

 

こう思うこともできます。

 

過去の体験は変えられません。

でも、捉え方を変えることはできます。

 

私はダメだ・・・って、自分を責めてもつらくなるだけ。

あなたは本当にダメなお母さんなんですか?

 

私はそうは思いません。

100%手作りじゃなくたって、家族のことを考えて、毎日ちゃんとご飯を作ってるじゃないですか。

これ、とても素晴らしいことですよ。

 

自信を持ってね。

世界に1人だって、ダメなお母さんはいないんですからね!