1)「おもてなしごっこ」が好きだった幼少期。

料理の原点はホウレンソウとバナナケーキ

 

 

実家が自営業で、お客様が多い家でした。母がお客様にお茶とお菓子を出す姿をいつも目にしていて、2歳下の弟と、「おもてなしごっこ」をよくしていました。「もてなし好き」の原点ですね。

 

中学・高校時代は6年間バトミントン部、大学時代はスキー部に所属。学校では運動に燃えていましたが、家では編み物やバッグを作ったり、手芸や裁縫が趣味でした。料理に限らず、手を使って「自分で作る」ことが好きだったんですね。

※運動、からだを動かすことが好きだった? 瞬発力=スカイプや料理の“瞬時に判断”に結びついているのでは。体力には自信あり?

 

美味しくなかったホウレンソウ()と憧れのバナナケーキ

 

料理への興味のきっかけは「バナナケーキ」。映画にもなった森村桂さんの小説「天国に一番近い島」が好きだったんですけど、そのお話の中に登場するバナナケーキの描写がすっごくおいしそうで。どんな味なんだろう、食べてみたいなあ、自分で作りたい!と思って作り方の載っている本を探しました。そんな私を見て母がバナナケーキの作り方が載っている「お菓子の基本」的なレシピ本を買ってきてくれたんです。それが本当に嬉しくて。ケーキやクッキーなどをときどき作るようになりました。


 

 

もうひとつ料理を習いたいと思ったきっかけは、友達の家で食べたホウレンソウ。その美味しさが忘れられず「どうやったら、こんなにおいしく作れるんだろう?」「自分で作ってみたい!」と思ったんです。母の茹でたホウレンソウは、茹ですぎていたようで色も悪くあまりおいしくなかったんです(苦笑)。これはのちに塩の入れ方、お湯に入れるタイミングで段違いで美味しくなることがわかり感動しました。(オンライン料理教室などでお伝えしていますよね^^)